ラファエル・ローゼンタールとは?

ラファエル・ローゼンタール(Rafael Rozendaal・1980年生まれ)は、オランダ出身のヴィジュアル・アーティスト。
スタジオを持たず、主にインターネット空間を発想と表現の場としたウェブ作品を2000年から発表している。シンプルな造形と動き、象徴的な色彩で構成された、インスタレーションレンチキュラー、ファブリック、詩作など多様なスタイルで表現している。ホームページは年間約6000万ものアクセス数を誇る。
2015年にアメリカ・ニューヨークのタイムズスクエア(Times Square)にある電光掲示板を使って行われたインスタレーションは大きな話題を呼んだ。また、2018年には世界初の美術館での個展を青森県の十和田市現代美術館で開催した。

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現代アートは、時に読み解くことがむずかしい。現在進行形なだけに、美術史におけるはっきりとした評価が定まっていないことも多い。そんなアート作品を購入するコレクターさんは、何をみて、何を決め手にしているのだろう。

そこで現代アート・コレクターの深野一朗さんに、こんな質問をした。

‟身近な方がアート作品の購入を迷っていたら、どんなアドバイスをしますか?”

深野さんは「何もいえません」と笑った。

現代アートとの出会いから、作品購入時のチェックポイントまで、深野さんはなんでも具体的に答えてくれていたので、この反応は少し意外だった。しかし「何もいえない」の先にあったのは、あらゆるジャンルの純粋なコレクターほど、深く共感できるであろう、深野さんのコレクション観だった。

あなたなら、どんなアドバイスをしますか?あなたは、何を集めますか?

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