エラリー・チャンとは?

エラリー・チャン(Ellery J Chun)は、ハワイに存在した洋品雑貨店「キング・スミス(King Smith)」の経営者。
1904年、ハワイ・ホノルルで宮本長太郎(みやもと ちょうたろう)によって創業したオーダーメイドシャツの店「ムサシヤ商店」が、1935年に初めてアロハシャツの新聞広告を出した。息子の宮本孝一郎(みやもと こういちろう)が跡を継いだ後、浴衣生地でアロハシャツを作ったことから、彼こそがオーダーアロハを作った初めての人物と伝えられている。一方で、誰が最初にアロハシャツを作ったのかは明らかになっていない。
1934年、中国系商人のエラリー・チャンが、ムサシヤに和柄や花柄の着物地でシャツを作らせ「アロハシャツ」という名を付けて売り出し、「アロハシャツ」の商標登録を行った。
観光客の増加に伴い、これまではオーダーで仕立てていたアロハシャツを、いつでも購入できるよう既製品を店に置いたことでも知られる。

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夏、海、リゾートなどワクワクするイメージが浮かぶアロハシャツ。肌触りがよく風が抜けて涼しいので、夏のオフタイムはアロハで過ごすという人も多いだろう。

料理人、森野熊八さんもアロハシャツを愛する一人。一年中アロハシャツで過ごすようになってから約15年。気付けば所有するアロハシャツは1000枚に迫る。
愛好家とも呼べる熊八さんに、アロハシャツの魅力やコーディネート法などを伺った。