ティンダロ・デ・ルカとは?

ティンダロ・デ・ルカ(Tindaro de Luca)は、世界屈指のサルトが集うミラノでも別格と評されるビスポークテーラー
他のサルトとの違いは、幼少期の経験のみならず、イタリア・ミラノで裁断の学校に通い基本的な理論や知識の習得に励んだという点である。その後サルトリアの元で修行をし、28歳で独立。華やかで端正な服作りには定評があり、素材、縫製、カッティング、スタイルが高いレベルで融合されたスーツは、生涯を通して4000着も仕立てたと言われている。
惜しまれつつも2018年5月にこの世を去った。

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秋冬の代表的な生地「フランネル」を徹底研究。タフで味わいのある、その特徴と魅力、お手入れについて

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ビスポークシューズ「Bonta」 ―― the職人、ここにあり ――

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優美さ漂うスーツ&ジャケットを作り出す、Vick tailor(ヴィックテーラー)を訪ねて。

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