ラミーとは?

ラミー(LAMY)は1930年、創業者カール・ヨーゼフ・ラミー(Carl Josef Lamy)によってドイツ・ハイデルベルグに設立されたドイツを代表する筆記用具会社。
現在も家族経営の独立企業として年間約600万本の筆記具をドイツ国内の自社工場で生産している。デザイン性のみならず、実用性も兼ね備えられた製品は世界中の筆記具市場に新風を巻き起こした。
代表的な商品は1966年に発表された初のデザインプロダクト「LAMY 2000」で、バウハウスの影響を受けたデザイナー、ゲルト・アルフレッド・ミュラー(Gerd A. Müller)の手による秀逸なデザインは、ラミーデザインの原点を伝える永遠のロングセラーとなっている。また、自社の専属デザイナーにこだわることなく、世界中の様々な分野のデザイナーとのコラボレーションによって開発されており、これまでにたくさんのデザイン賞を受賞している。「メイド イン ハイデルベルク(Made in Heidelberg)」を誇りに、現在も多くのファンから愛されている。

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ジュエリーは身につけるだけで、仕事着をオフ仕様にしてくれる。

一時、スーツをより楽しく着るにはどうすればいいか、ということを真剣に考えたことがあった。スーツやジャケットなどの大物が揃ってきて、小物に注目し始めたころだ。

男性でも無理なくつけられるジュエリーがないものかと考えていたところ、スーツのラペルを飾るブローチに行き着いた。大昔は権威の象徴として身につけられていたジュエリーだが、最近はあまりしなくなってきたからだろうか。スーツにもジュエリーをするという習慣があってもいいと思った。

今よく使っているのは、ブリティッシュアンティークとターコイズのブローチ。

ブリティッシュアンティークのブローチはアンティークショップなどで集めている。高価なものではなく、つけてみたい、普段使いできるという視点で選んでいる。

ターコイズはジュエリー職人さんと相談しながら作ってもらった。元々石が好きだったのもあり、集めたものの中から特に気に入ったターコイズを使っている。産地による色味や模様の微妙な違いを楽しめるところが魅力で、コレクター心をくすぐられるのだ。

今回はこの2種類のブローチを紹介していくのだが、どちらも非常に奥が深く、推測のものもあるのでその辺りはご了承願いたい。

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「その時はやってきた」。

これは、初代「Apple Watch」発売時のキャッチコピーだ。今や、老若男女がスマートフォンを握りしめ、何千何万の機能を持ち運ぶ時代が到来した。だが、そのはるか以前から腕に機能を集約するということは研究者たちの憧れであり夢だった。

もっとも象徴的なプロダクトは腕時計だろう。時を計るための機能に加え、どんな機能を搭載するかという競争にメーカーは技術の粋を尽くしてきた。

そんな作る側の熱量と偏愛とも呼ぶべきセンスが反映された腕時計を「ギーク・ウォッチ」と命名した男がいる。コレクターのドナルド・ムネアキ氏だ。

氏は南青山にあるワタリウム美術館の地下、「on Sundays」というミュージアムショップの一角に自作のアトリエを構え、そこにずらりと腕時計を並べて販売している。その数はなんと400本以上。

生産国やメーカーの垣根がなく、膨大な量のアーカイブ群から銘品を発掘するのは、並大抵の知識と労力ではできないはずだ。今回、「ギーク・ウォッチ」の背景や魅力について、ドナルド博士(敬意を込めて)に教鞭を振るっていただいた。