デルフィのスフィンクス

0

UHA味覚糖の食玩・コレクト倶楽部より「デルフィのスフィンクス」です。大きさは約5cm高。
コレクト倶楽部の古代文明編では、実在する古代文明の遺物の縮小ミニチュアなどを多数ラインナップしています。造形担当はマックスファクトリーです。
紀元前1200年頃に興ったギリシア文明は優れた業績を残し、近代文明の源と呼ばれましたが、群雄割拠の状態で統一王朝が現れることはありませんでした。
そういった状況でパルナソス山麓にあったデルフィあるいはデルフォイは特別な存在でした。この地にあるアポロン神殿の巫女の信託が全ギリシアの信仰を集めていたためです。(一説には火山性ガスによるとも言われる)忘我状態になった巫女の神託・予言を聞くためにギリシア全土から参詣者が集まってきました。このスフィンクス像はデルフィのイオニア式列柱の上にあったものです。
なおデルフィの神託のもっとも有名なものに、ペルシアのクセルクセス王がギリシア遠征を企てたときに出された「木の壁」の神託というものがあります。
前480年、スパルタのレオニダス王が手勢300名と共に、ペルシア軍200万人以上と互角以上に渡り合い、壮烈な戦死を遂げたテルモピュライの戦いのときに、アテネに出されたデルフィの神託が以下のようなものです。
《木製の壁はなんじの安全を保つべし、馬のひづめや徒士の力にたよらず、国を挙げて敵に背を向けて退け。されど時いたらば戦の庭に彼らと見えん。聖なるサラミス、なんじは男が種をまき、取入れを終わるとき、女の産める子をこばまん》
アテネの将軍テミストクレスは、この「木の壁」を船と解釈し、アテネ市民を大挙船に乗せ、サラミス島に逃すと共に、偽情報を駆使して、大軍のペルシア海軍を狭いサラミス湾におびき寄せ、ペルシア海軍の大船が動きに不自由する中をさんざんに打ち破り、ペルシアのクセルクセス王は九死に一生を得て、逃げ帰ったとのことです。(第二次ペルシア戦争)
このスフィンクスのデザインが、映画「ネヴァーエンディング・ストーリー」で印象的なキャラクターのデザインに流用されていた記憶があります。
#UHA味覚糖 #食玩 #コレクト倶楽部 #古代文明編 #マックスファクトリー

Default
  • File

    ts-r32

    2018/06/24

    これですかね😄

    File
    返信する
    • Animals 16

      Jason1208

      2018/06/24

      それですねー。オリジナルより派手にディフォルメされてますね ^^;

      返信する