JAL永遠の翼 【No.8】 JAL 日本航空 DC-8-61 「IZU」

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JAL 日本航空 
DC-8-61
「IZU」
レジ JA8038

DC-8は、アメリカのダグラス・エアクラフト社(後にボーイングと合併)が開発した大型ジェット旅客機。
世界で初めて超音速飛行を行った旅客機であり、登場当初はB707やコンベア880と並び第一世代ジェット機を代表する旅客機であった。
機体が生産中止から半世紀近く経過しており、現在ではすでに旅客機としては使われておらず、貨物機に改造された機体も続々と姿を消している。
60型はスーパー60シリーズと呼ばれるDC8であり、最終進化型の-60は、-61、-62、-63といった派生型も登場している。
これまでのシリーズで、整備しずらいと声が上がっていた座席内蔵の酸素マスクおよび照明ユニットが廃止された。
また、この頃に導入された他の多くの機材同様にオーバーヘッドストウェッジ内蔵のものに改められた上、窓のカーテンも廃止、遮光シェードに改められた。
この形式から貨物型がAF型、貨客混載型がCF型と区別されるようになっている。
-61は-55の最大離陸重量や最大積載燃料を変えずに胴体を約11メートル延長した大容量・中距離機となっており、これは就航当時、世界最大の座席数を持つ旅客機であった。
座席数が多い一方で航続距離がそれほど長くないことから、日本で日本航空や日本アジア航空をはじめ、ユナイテッド航空やデルタ航空などに大いに受け入れられた。
特に需要が旺盛かつ長大な航続距離を必要としないアメリカ国内線や日本国内線、アジア域内線をはじめとする中・近距離幹線に適していたという。
特に61型は2023年現在でもナローボディ機では世界最長の航空機となっている。
また、日本で最も有名にさせたのが、TBS系列テレビドラマ「アテンションプリーズ」(無印)で、オープニングでも登場している。
そのスマートな姿から「空の貴婦人」とも呼ばれ多くの人に親しまれた。
日本航空では1969年より東南アジアなど中距離の国際線や国内幹線に就航した。
最終的には1987年に全機引退しているものの今でも根強い人気を誇っている。
モデルはその第一号機(JA8038)である「IZU」を再現している。

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