白洲 次郎 正子夫妻のカントリーハウス 武相荘 そして ITALIAN HANGING

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白洲 次郎、正子夫妻 武相荘 続き
旧鶴川村は武蔵野国と相模国の境に位置し、そこから白洲次郎は自らの居を不愛想をもじって「武相荘」と名付た。 

正子は青山二郎や小林秀雄との交流を通じて骨董・随筆家として活躍するが、夫妻とも亡くなるまで武相荘を住まいとした。

30年ほど前の、初夏の休日に、訪れました。
 
柱に掛けられているのは、WELTCH ITALIAN HANGING

正子の審美眼に叶ったのですね。 和の佇まいに違和感はない。

このイタリアンハンギングVPは早くから輸入された米国時計の定番でした。
独特のプレスガラス振り子は鋳物ボディーに裏から型硝子(いろいろな模様がある)を嵌め込んだもの。
色ガラスではなく、透明ガラスの裏から彩色されたものですので 赤、白、青、緑がある。
ラベルには WELCH, SPRING & CO.,とあります。
WELCH, SPRING & CO.,(1868-1884)はウエルチ社の高級品のラインを担当していた。
往時のハイセンスな暮らしぶりを思い描き期乍ら、2時間ほどでしょうか・・・逍遥し、 
奥の竹藪を抜けて、帰路に就きました。

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