SEIKO Diver professional  続き

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「ダイバー・プロフェッショナル 600」は 1975年6月にデビュー。
価格は¥89,000 でした。

発売されるや、国内外他社の追随を許さない高い機能・性能と信頼性・耐久性がプロ・ダイバー間で広く認められ、
"世界最高のダイバーズウオッチ"との評価を獲得するに至った。

ダイヤル面を黒ナシ地仕上、時字は白色印刷・白色夜光塗料付きとし、
時・分・秒針は金属の質感をアピールできるように虹挽き仕上。

・時字は、12時以外の時字は暗闇の中で夜光塗料が最も効率よく光って見える円形とし、12時の時字は一見して他と識別しやすいように三角形。

・分針を極端に太くして真っ先に目に入るようにした。

時針と識別しやすいように、夜光塗料部の位置と大きさと形状を工夫。

・秒針には大きめの円形の夜光塗料をつけ、
真っ暗やみでも、時計が"動いている"ことを確認できる。

・世界初の白色夜光塗料「NW 夜光」を採用。 

日中見ても鮮明で見やい。
など等、プロのダイバーの要望を超えた仕様/SEIKO Diver Professional 

さて、私が体験したダイビング、最大深度は74~5mほどでした。

ソロダイバーの私が、海外の南の島でたまたま乗り合わせてしまったボート、
私を入れて5~6人ほどでしたが、ダイビングの目的は鮪でした。

大きく揺れるボートにしがみつきながら、
ガイドからの説明を英語で受ける。
1,潮の流れの最先端の岬状のポイントを目指す
2,足場になる岩を確保し太腿でロックする
3,エアーの消費が高いので、チェックはマメに行うこと 
  不確かですが・・・・などでした。

それまでは極楽とんぼのダイバーでしたので、聊か緊張しました。

ト~ンとエントリー、
マイナス浮力(潜水速度)に注意しながら、後に付いていく
音のない世界
マスクの前に残圧計を据えて、静かに沈下・・・・
10分程でポイントへ。

陽の光がほとんど届かない暗い海中
潮の流れは速い、体形を確保し周囲を見渡す

ぼやーっとしたいくつかの影が、すごい速さで通り過ぎていく。
回遊している鮪だった。

エアーは、見る間にどんどん減っていく。
6~7分程でしたでしょうか、ガイドが浮上のサインを出しました。

右腕を頭上にかざし、レギから漏れる水泡を越さないように、
ゆっくりゆっくり・・・
2つの深度で残圧停止をしながら海面へ・・・

ボートに転がり込むように上がって、
ゼイゼイしながら海水を吐き出し・鼻をかみ・・・息を整える。

スピアーガンを持った2人のダイバーが、
曲がったスピアーを直しながら、興奮冷めやらず、
確かに手応えがあったなどとと喚き合っていた。

鮪の泳ぐ速度は80㎞~100㎞/hと言われる。

19日の 沖縄 糸満沖 ドリフトダイビング事故の報せを聞きながら
スキューバをやっている人間ならだれにでも身に覚がある。

30数年前の大海原を思い出している。
とにかく、無事で本当によかった。

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