三葉虫という名の深遠

初版 2024/04/25 22:01

改訂 2024/04/27 17:42

 大変な趣味を持ってしまった。三葉虫を含む化石蒐集という趣味。

三葉虫自体が数万種とも言われ、現在も新種が発見される数の多さ、棲息していた期間が数億年と途方もない時間の中で生まれた姿形のバリエーションの多さ。到底個人が集めきれるものではない。

 また、標本には一つ一つ個性がある。体の部分が全て残っている完全体、一部分だけの部分化石、それに加えて化石になった時の体の姿勢は一様ではない。すなわち、どの化石も全て同じものはない。

 さらに標本のクリーニング(剖出、プレパレーション)の発達やプレパレーターの技術によって、まるで生きているかのような姿、芸術家が創作した素晴らしい作品のような標本がある。

 三葉虫の蒐集で種類、色々なポージング、剖出のクオリティんど、その全てを網羅することは、一個人では到底無理な所業だと思う。特に金銭的な負担はどれだけつぎ込んでも追いつかないことは、この沼に足を漬けてみただけで感じることが出来た。

 今はネットが発達した時代だし、トップコレクターの所有する標本や、世界中の標本の写真があふれるばかりに見られる時代に、わざわざ自分が他の生活を切り詰めてまで化石を集める必要はないと思うのですが、やっぱりこの手に気になる三葉虫を手にしたいと思ってしまうのは、所有したい欲が強すぎるのでしょうか?

 とりあえず、生活が破綻しないようにセーブしながら三葉虫の蒐集を楽しんでいきたいと思います。諸先輩方よろしくお願いします。

最近化石が好きになり、集め始めました。
主に三葉虫とアンモナイトを集めていますが、気になる化石も集めています。
名称、産地等の情報は手に入れた時の情報を記載しています。
化石の知識が乏しいので、読み方や間違いを指摘して頂くことは大歓迎です。
ただし、ネットリテラシーに配慮したコメントをお願いします。

当面更新頻度が多目です。フォロー頂いている方はウザいと思われるかも知れないです。申し訳ございません。

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    Trilobites

    2024/04/26 - 編集済み

    一般の人が見たら化石というか三葉虫に絞っても、先が見えない程、収集できるアイテムである事や、青天井の資金を投入しても網羅できない世界があるとは全く認知されていないでしょうね。他のコレクションアイテムでもそれなりに資金は必要ですが、ある程度の防衛線を決めてかないと、とんでもない事になりそうですね。

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      トリロモト

      2024/04/26

      コメントありがとうございます!いつもコレクションを見させて頂いて勉強させてもらっています。三葉虫、これほど途方も無いものだとは思っていませんでした。過去に販売されただけでも膨大な量の標本があるのに、これからもどんどん新しい標本が出てきます。値段も確かに安価なものもありますが、希少性が増すたびに金額が青天井に上がっていきますし、満足できるコレクションをしようと思えば、数千万、億単位になってしまう気がします。とても払える金額ではないので、確かにどこかで防衛線を張らないと本当に破産してしまいそうです。私は貯金を切り崩していましたが、もう自由に使える貯金は底をつきました。

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    trilobite.person (orm)

    2024/04/27 - 編集済み

    三葉虫コレクションには際限がありませんよね。私も、これ以上入手をする必要があるのだろうか、図鑑やwebではダメなのだろうかと時々頭によぎりますが、所有することにより、日常生活がちょっとでも幸せで豊かなものになる標本かどうかが最近の入手の基準になっています。もちろん懐事情と相談しつつ。

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      トリロモト

      2024/04/27

      コメント見落としていました。すみません。本物に際限がないので途方にくれています。ネットや本の情報で十分満足出来るはずなんですが、やっぱり実物を自分が所有出来ると思うと手が出てしまいます。産地や剖出者縛りなど、皆さん色々を規定を決めるのは、やはり自衛なのだとわかりました。

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