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Seiko Recraft SNKP27
20世紀の一番ギラついていた頃のデザインを再解釈して復刻させたシリーズ。近年、腕時計はやたらと復刻ブームだったりするのだが、セイコーのアーカイブなら復刻させる元ネタには事欠かないだろう。 中身は7S26だから手巻きなしの「5」と同様。幅は40ミリ近いがこれは時代に合わせて大型化したものかもしれない。個人的には幅36ミリであったならもっと可愛い時計になったと思っている。 外見的にはとにかくダイアルが美しい。1970年代風のグリーンとでもいうか、何ともエロティックな深みのある色をしている。アプライドのアワーマーカーやハンドのゴールドも美しさと視認性を両立している。TVスクリーン型のレクタンケースは無駄を廃したシンプルなラインで服装を選ばない。この落ち着きと佇まい…おじいちゃんが身に着けたほうが似合うのではないだろうか。そういう意味でもケースサイズがもう一回り小さかったらと思えてならない。 意外と質感の良いレザーのベルトが付いていてお得感が高い。ステンレスブレスの同型モデルもあるが、この雰囲気から言ってミラネーゼが合うのではなかろうかと考える。少し目の荒いミラネーゼブレスを探してみようかしら。
ハードレックス 39.6ミリ SEIKO レザー砂布巾
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SEIKO SKX009KD
発表から20年以上、世界中で愛され続ける名ダイバーズ「ボーイ」。ぺったりとした夜光はあまり(というかほとんど発光しないが)ダイアル面とのコントラストで視認性は抜群に高い。 ハンドはセイコーのダイバーズに共通したポリシーを感じる形状で、スポーツモデルでありながらラグジュアリーモデルのような落ち着きを感じる。 ペプシカラーのベゼルが良いアクセントになっており、パッと目を引く時計であることは間違いない。ケースの形状も独特だが、このアールを見るだけで「間違いなくセイコー」だと認識できる個性がある。 購入者の中で意見の分かれるシャラシャラのジュビリーブレスだが、私は好きだ。本家ROLEXと比べてそれほど劣るわけではないから。 モノとしてはまるっきり「5スポーツ」だが、「5盾」がない分何となくお高く見えないこともない。とりあえずセイコーのダイバーズが一本欲しい人には、間違いなくコレをお勧めする。セイコーのスポーツモデル入門機というポジションだが、年配の方でも充分楽しめる。腕時計沼にハマるきっかけになるかもしれないけど。 いつの間にかディスコンになっていたらしいので、レアリティを一つ上げよう。
ハードレックス 幅42ミリ SEIKO ステンレス・スティール砂布巾
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SEIKO SEIKO5 SNKM90K1(SNKM90KC)
セイコー5のビジネスモデルの中では数少ないラグジュアリー感のある一品。ブレスは例にもれず安っぽい巻板なのだが、何故か身に着けるとそんなことはどうでもよくなる。 ピンクゴールドのベゼルとハンド、アワーマーカーなどが艶かしく超絶セクシー。身に着けるとこんなオッサンの腕からでも、多量のフェロモンが発散されてるような気がする。赤茶色のダイアルも美しいギョーシェ風装飾で、チープな時計なのに見た目はゴージャスだ。 ケースのデザインも何気に良い。ラグも上品だし、少し奢ったレザーストラップに換装してみたい欲求も湧いてくる。 ムーブメントは7S26。「5」全般に言えることだが、手巻きがあればなぁ…
ハードレックス 幅43ミリ SEIKO ステンレス・スティール砂布巾