会田誠とは?

会田誠(あいだ まこと・1965年10月4日生まれ)は、新潟出身の芸術家。
16歳の頃から芸術家を目指し、1989年東京藝術大学美術学部絵画油画専攻卒業。1991年東京藝術大学大学院美術研究科修了。
美少女、戦争画、サラリーマンなど、奇想天外な対比や痛烈な批評性を提示する作風で、幅広い世代から支持を得る一方で、暴力的な作品はしばしば抗議の対象とされる。
絵画のみならず、写真、立体、パフォーマンスインスタレーション、小説、漫画、都市計画を手掛けるなど表現領域は多岐にわたる。日本国内での活動を基盤に、日本の美術業界で名声を築いた現代美術家であると言える。

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世の中には、さまざまなモノのコレクターがいる。しかし美術品、特に現代アートをコレクションするとなると、どことなく敷居の高さを感じてしまう人も多いようだ。それはひとえに「現代アートってよくわからない」からではないだろうか。

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そこで当連載企画では『What Is 現代アート!?』と題して、現代アートを取り巻くプレイヤーたちにお話を伺い、現代アートとは何か、それをコレクションするというのはどういうことか、について解き明かしていきたい。(モデレーター 深野一朗)

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しかし棟田さんが購入したのは青木野枝さんの立体作品。

モデレーターの深野が、思わず「壁、埋まらないですよね!?」と切り込むと、棟田さんは笑って「なんか気に入ってしまって」と答えた。

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自ら制作したオブジェや日用品、既存のイメージなどを周到に構成し、それらをモチーフとした絵画やドローイング、インスタレーションを制作してきた千葉正也さん。

音楽と現代美術のフェスティバル「アッセンブリッジ・ナゴヤ 2019」では、港まちの旧・名古屋税関港寮を会場に「この匂いも作品に含まれます」と描かれた絵画や、窓から飛び出すハートのオブジェ、雑草にスプレーで塗装したインスタレーションなど、周辺の環境を活かした滞在型の作品を制作・展開した。ペインターと名乗り続け、絵画と実在の境界を揺さぶり続ける千葉さんの近年の思考とは?

インタビュアーは現代アート・コレクターの棟田響さん。途中からShugoArtsオーナーの佐谷周吾さんも加わった取材は、地元横浜でのエピソードや絵画に対する姿勢など多岐にわたった。