スラントポケットとは?

日本語で「斜め・傾斜・坂」という意味の「スラント(slant)」という文字通り、斜めについたジャケットの腰ポケットのこと。乗馬中には体を前傾姿勢にしているため、ポケットが斜めに付くことにより、手をいれやすく、入れたものが落ちにくくなるという利便性からきているとされる。
また、水平ポケットと異なり、腰回りを中心にシャープな印象を与えることができるなど、スタイリッシュな着こなしが可能になる。
「ハッキングポケット」「スランテッドポケット」とも呼ばれる。

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イラストでわかりやすく解説!スーツ・ジャケットのパーツとデザイン。

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ジャケットを仕立てるアイデアが浮かぶサンプル8選

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普段何気なく着ているスーツのデザインも、衿、袖の形や着丈も、現代に至るまで歴史の移り変わりとともに大きく変化を遂げてきた。1920年代から現代まで服飾ジャーナリスト・飯野高広さんがイラストとともに解説する。

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そう考えるきっかけとなったのは、「アジャスタブルコスチューム」のオーナー兼デザイナー・小高一樹さん。今から100年前のファッションを現代に蘇らせる1人です。
キャスケット一つとっても、今は流通していない四つ割スナップを採用し、見えない部分まで忠実に再現。彼がいるその場だけ、まるでタイムスリップしたように錯覚させます。

そんな小高さんによる連載「ヴィンテージの意匠」。初回は、スリーピーススーツについてお話しいただきました。スーツが激動する1920~40年代を、小高一樹のレンズを通して時代を巻き戻してみましょう。