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御厨さと美コミック・トランプ《小学館》
御厨さと美コミック・トランプ《小学館》 学年雑誌「小学六年生」昭和49年11月号付録トランプ。 先ごろ逝去された漫画家・御厨さと美先生は1972-1975年にかけて、小学館の学年雑誌「小学六年生」にて、読者ページ『ハロー6ワイドショー』を《みくさと美》というペンネームにて、執筆されていました。 このトランプは、その当時に付録として付けられたものです。今となっては希少なモノです。 これが半世紀前のモノとすぐ分かるでしょうか。一枚一枚のイラストが、相当なセンスだと思います。 #御厨さと美 #小学六年生 #Playing_Cards #トランプ #雑誌付録 https://muuseo.com/jason1208/diaries/15
トランプ 小学館 2023年Jason1208
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『逆説の日本史 シリーズ / 井沢元彦』《小学館》
1992年より、作家・井沢元彦先生が、雑誌『週刊ポスト』に連載した日本史に関する記事『逆説の日本史』をまとめた作品です。各巻ハードカバーで現在まで19巻。小学館文庫からも再版されています。 各巻では、古代から年代順に正史として扱われている中の《歴史ミステリー》を、井沢先生が一定の証拠を基に解析しており、印象が強くて、面白い本でした。 日本史で定説として扱われている事柄に、根本的な疑問を投げかけ、著者独自の見解を展開していくという、論理展開ですが、第二巻・古代怨霊編、第一章の「聖徳太子編 「徳」の諡号(しごう)と怨霊信仰のメカニズム」では、日本古代史にはあまりにも有名な聖徳太子と、天皇位にも就かなかった太子がなぜ「聖徳」という諡号(死後に贈られた尊称)を受けているのかを探っていきます。要旨は、“天皇家には、「徳」の諡号を持つ天皇がおられたが、古代の伝説的な懿徳、仁徳などの天皇を除けば、ほとんどは不幸な身罷り方(逝去)をされている。「徳」の諡号は、不幸な人生を送られた天皇や皇族を慰め、その怨霊が生者や現世に悪影響をもたらさないための仕組みではないか?”というものです。 同様の論点で、哲学者・梅原猛氏が、『隠された十字架-法隆寺論-』を著していますが、個人的にすべてが正しい、と思ってるわけではありませんが、なかなか考えさせられる論でした。 https://muuseo.com/jason1208/items/752 https://muuseo.com/jason1208/items/757 https://muuseo.com/jason1208/items/766 #歴史ミステリー #古代史 #奇説異説 #井沢元彦 #逆説の日本史
書籍 小学館 2005年頃Jason1208
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『パイナップルARMY / 工藤かずや・浦沢直樹』《ビッグコミックス》
『パイナップルARMY』工藤かずや/作・浦沢直樹/画、ビッグコミックス刊(小学館)、1985-1988年。ISBN4-09-181088-8。(8巻)。 『20世紀少年』『MONSTER』等で知られる、漫画家・浦沢直樹氏の初連載作品。“ベトナム戦争に従軍経験を持つ、日系米人?ジェド豪士は軍事知識、戦闘能力を武器として、在郷軍人組織で軍事インストラクター稼業をしていた。軍事知識や爆弾解体技術で、数々のテロ事件やインストラクター依頼を潜り抜けていく。” 小学館BIGコミックオリジナル連載で、老舗連載の『ゴルゴ13』などとはまた違ったミリタリズムの世界を見せてくれて、新鮮な漫画でした。最終章では、西側の軍事エキスパートである主人公ジェド豪士と対極に立つ、東側の謎の傭兵テロリスト“小東夷(シャオ・トンイー)”の核テロを阻止すべく、それまで戦ったこともある傭兵たちを集めて、対決しようとする「最後の切り札」“ACE IN THE HOLE”作戦が、読者として盛り上がりました。 浦沢直樹氏の作品は、原作付きの、この『パイナップルARMY』『MASTERキートン』の方が好きですね。 #パイナップルARMY #工藤かずや #浦沢直樹 #コミック #小学館
書籍 小学館 1985年Jason1208
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『究極超人あーる』ゆうきまさみ《小学館漫画文庫》
『究極超人あーる』ゆうきまさみ。小学館漫画文庫・少年サンデーコミックス。1985年~1987年。 “私立・春風高校にある日転校してきた、R田中一郎。彼は破天荒な行動の末に、人間ではないロボット、アンドロイドであることを暴露してしまった。なるべくして変人揃いで知られる光画部(一般で言う写真部)に所属することになったR田中一郎。毎日のように、奇天烈な騒動を巻き起こす彼、R田中一郎は、何処から来て何処へ行くのか?" アニメパロディ同人誌出身の漫画家、ゆうきまさみ氏の連載作品第一作です。連載途中から友人の勧めでハマりました。深刻にならないギャグとSFネタが楽しい学園コメディです。 #コミック #ゆうきまさみ #SF #小学館
書籍 小学館 2010年頃Jason1208
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『未来からのホットライン』/ 星野之宣《ビッグコミックスペシャル》
『未来からのホットライン』星野之宣/作画、ジェイムズ・P・ホーガン/原作。ビッグコミックスペシャル(小学館)。2013年。ISBN978-4-185315-8。 多数の名作SF漫画を手掛けられた星野之宣先生が、『星を継ぐもの』に続いて、ジェイムズ・P・ホーガンの原作を得て描かれたSF作品です。 "2020年、英国人の物理学者チャールズ・ロスはタウ波を発見。これを利用して、過去にメッセージを送ることに成功した。同じ頃、EUの研究所で、核融合発電という未来的なエネルギー技術が、試運転を開始した。だが、試運転は誰にも予想できない結果をもたらした。異常な高エネルギー粒子が世界中にまき散らされ、それはバグファント(虫+エレファント(象))と名付けられた。異常な速度と貫通力を持つバグファントは止まることなく、世界中であらゆるモノを貫通し、そしてその重量を増やしていく。それはまさに危険極まりないマイクロブラックホールだ。バグファントを消滅させる方法は無く、放置すれば、いずれ地球は成長していくバグファントに呑まれてしまう。 対応策は、試運転の実験の前に動いていたタウ波受信の出来るパソコンに、事態の詳細を送り、実験を中止させるしか方法が無い。バグファントが起こした災害で倒れた祖父、チャールズ・ロスに全権を託されたマードック・ロスは、過去に危機を知らせ、試運転をなんとしても中止させようとする。だが、過去に送られた情報で、人々が行動を変えたら、消えてしまった「過去」を伝える方法は無い。それは親密になっていた恋人アン・パタースンとの関係をもまったく消去してしまう、ということを意味していた。苦悩するマードックが取った方法は……" 原作小説「未来からのホットライン」を読んでないのですが、原作よりもドラマチックに仕上がってるのは確実と思います。チャールズ・ロス博士の飼い猫“シュレディンガー”が良い味を出しています。 #SFコミック #星野之宣 #ジェイムズ・P・ホーガン
書籍 小学館 780円程Jason1208
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「うしおととら」/ 藤田和日郎《少年サンデーコミックス》
『うしおととら』藤田和日郎。少年サンデーコミックス、全三三巻、1990-1996年。 藤田和日郎先生は、「からくりサーカス」「月光条例」等の代表作を持つ漫画家で、「うしおととら」は長編連載第一作です。 “東京近郊の古寺、芙玄院の住職の息子、中学生の蒼月潮はある日、何百年と閉じられたままの蔵に入り込んでしまった。潮が蔵の中で発見したモノは、怖ろし気な妖怪とそれを繋ぎ留めた一本の槍だった。蔵が開かれたことで放たれてしまった妖気をなんとかしてやるという、その妖怪の求めるままに槍を抜いた潮は、危うく妖怪に食われそうになるが、抜いた槍=“獣の槍”の力でなんとか妖怪を抑えることが出来た。潮は、自分の名前も忘れたという妖怪を“とら”と呼ぶことにした。それが3千年にもおよぶ、“獣の槍”の因縁の物語の始まりだった。” コミックス版で33巻持っていましたが、ほとんど処分してしまいました。 最近アニメ化されたそうですが、一話も観ていません。長編伝奇ロマンとしては、結末に至るまでの盛り上がりや、伏線の回収が理想的な作品だと思っています。 #伝奇コミック #藤田和日郎
書籍 小学館 1996年頃Jason1208
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『ねじ式 / 紅い花 つげ義春異色傑作選』《小学館文庫》
『ねじ式 / 紅い花 つげ義春異色傑作選』小学館文庫。ねじ式1984年第22刷モノクロ219頁、解説:佐藤忠雄、ISBN4-09-190501-3。紅い花1984年第18刷219頁、解説:小野耕世、ISBN4-09-190502-1。 学生の頃、なぜかつげ義春作品が評判で、その流れで購入した漫画文庫です。作者の夢を漫画化したと言われる「ねじ式」など、不条理作品の傑作と言われるだけのことはありました。 つげ義春作品は、私が知る限りでも、後にアニメ『うる星やつら』や、江口寿史、とり・みき、ゆうきまさみの漫画など、相当な影響を与えたと思います。 収録作品 / 『ねじ式』「ねじ式」「沼」「チーコ」「初茸がり」「山椒魚」「峠の犬」「噂の武士」「オンドル小屋」「ゲンセンカン主人」「長八の宿」「大場電機鍍金工業所」。『紅い花』「紅い花」「李さん一家」「通夜」「海辺の叙景」「西部田村事件」「二岐渓谷」「ほんやら洞のべんさん」「古本と少女」「もっきり屋の少女」「やなぎ屋主人」。 #つげ義春 #ねじ式 #紅い花 #漫画
書籍 小学館 580円Jason1208
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小松崎茂の「宇宙戦争」/『少年少女世界の文学』《小学館》
小学館より、1970年に発行された『少年少女世界の文学』の一冊「イギリス篇5」です。A5版ハードカバー。絶版。 ご覧の通り、小学生以上を対象とした名作文学全集の一冊ですが、ここでは表題作でも挙げられていないH・G・ウェルズ作『宇宙戦争』を取り上げます。この作品は、あまりにも有名な、世界初の地球文明外からの侵略を描いた空想科学小説です。 そして、日本のSFアートに名を残す小松崎茂先生が挿絵を担当されております。 不幸にも、小松崎茂先生の御宅兼仕事場は火災に罹災しており、この作品の挿絵原画は既に失われているんですね。 もしも、古書店などで見かけられましたら、一見して頂きたい名作挿絵だと思います。 #小松崎茂 #SFアート #侵略SF #H・G・ウェルズ #小学館 https://muuseo.com/jason1208/items/814
書籍 小学館 200円位Jason1208
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『怪獣図解入門』《小学館》
『怪獣図解入門』小学館/刊、1972年初刷、1978年第15刷です。構成解説が大伴昌司氏で、監修が円谷プロダクション。大伴昌司氏といえば、「怪獣図鑑」と言われるほど有名な怪獣図鑑の一冊です。 カラーやグラビア頁は、発行当時の新番組「ウルトラマンA(エース)」が中心ですが、「ウルトラQ」から「帰ってきたウルトラマン」の怪獣を図解して構成されています。 “絵空事であるのは分かってるが、空想を愉しんで欲しい”という考えが見える、大伴昌司氏の独特の文章も魅力的です。大伴昌司氏は図解や解説で、想像すること空想することの大切さを教えようとされていたように思います。 余談ですが、1983年頃のSF大会などで、小松左京と野田昌宏の両先生にお会いする機会がありまして、当時の怪獣SFブームも相まって、両先生の語る『君たちは知らないと思うが、大伴昌司という人がいて、本当に早く亡くなったのが惜しまれたものだ』という言葉に、『僕らは大伴昌司さんの怪獣図鑑で育った世代ですから』と返せたのは良い思い出です。(“僕ら”には、今上陛下も含まれているのは、知る人ぞ知る話) #大伴昌司 #円谷プロダクション #第一次怪獣ブーム #特撮 #SF映画 https://youtu.be/yv7TQUtT5vw https://muuseo.com/jason1208/items/42
書籍 小学館 100円Jason1208
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高橋留美子絵葉書コレクション《小学館他》
『高橋留美子絵葉書コレクション』。 1983-1985年頃に、書店の小学館『少年サンデー』や『ビッグコミックスピリッツ』のコミックフェアで配られたもの。『コミック劇画村塾』のものもあります。(画像3、4) #高橋留美子 #絵葉書 #めぞん一刻 #うる星やつら #少年サンデー #ビックコミックスピリッツ #コミック劇画村塾
絵葉書 小学館Jason1208
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世界のTV CM《雑誌記事》
世界のTV CM、「少年サンデー」掲載のカラー記事。 少年マガジンの《大図解》の企画成功により他の漫画雑誌もカラーやグラビアページに「大図解」的な記事を掲載するようになりました。この記事は1970年代前半に掲載されたと思われます。 #特殊撮影 #CM #大伴昌司 #少年サンデー https://muuseo.com/jason1208/items/79
雑誌記事 小学館 2010年頃Jason1208
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カブトガニ《週刊日本の天然記念物》
《週刊日本の天然記念物》よりカブトガニです。全長5cmほど。もちろん甲羅裏もしっかり造形されています。原型製作は海洋堂。 カブトガニとは、鋏角亜門・カブトガニ目に属する節足動物の総称であり、環境変化により絶滅が危惧される『生きている化石』です。カブトガニ類は鋏角類に属し、甲殻類ではありません。従ってカニよりはクモやサソリに近い生き物です。幼生は三葉虫に似ています。 (2019/8/24 画像追加)(6枚目)マリンワールド海の中道で撮影した、下から見たカブトガニ。頭上のアクリル水槽で下から観察できるようになってました。フィギュアもよく出来ているのが分かると思います。 #海洋堂 #週刊日本の天然記念物 #動物フィギュア
フィギュア 小学館 850円+税Jason1208
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手塚治虫 漫画複製原稿
手塚治虫先生の漫画複製原稿。『陽だまりの樹』のものです。 小学館による複製原稿プレゼントで頂いた品です。A4大の大きさで、修正や写真植字の跡がはっきり残っていて、面白いです。 #複製原稿 #陽だまりの樹 #手塚治虫 #額装
ポスター 小学館Jason1208
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写真集・円谷英二
ゴジラ・ウルトラマンの生みの親である円谷英二・特技監督の生涯を画像で構成した評伝。編集者・大伴昌司氏の遺作でもあります。過去、出版された時はごく少数の部数だったそうですが、円谷プロの記念事業として再版されたため、手に入れやすくなりました。 時間を戻すことは不可能ですが、素晴らしい人々が残した遺産を偲びたいものです。 #円谷英二 #特撮映画 #円谷プロ #特殊撮影 #SF映画 #大伴昌司 #ウルトラマン #ゴジラ
図鑑・写真集 小学館 3000円ほどJason1208