リチャード3世 グロート銀貨

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甲冑騎士が戦った、華々しきバラ戦争において、ヨークの白バラが滅亡するその時に、悪のヒールとして燦然と輝きを放ったイギリス史上で戦死した3人の王の最後の一人。

背虫の特徴的な外見、ランカスター派の重鎮の娘をめとっての広大な所領獲得、元王妃派との敵対と、幼いエドワード5世をロンドン塔に幽閉しての王位簒奪。功労者の処刑。ボズワースでの本陣突撃での戦死とシェークスピアの脚色を抜きにしても注目に値します。2012年には遺骨が発掘されてDNA鑑定で本人と認められています。

在位期間は1483-1485のわずかに3年でコインの発行も少なく、イギリス国内でも極めて入手困難です。こちらはリチャード3世の紋章、白猪が上部に刻まれたもの。

馬を!馬を持て!代わりに我が王国をくれてやる!
(シェークスピア「リチャード3世」ボズワースの野の最期の突撃)

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  • Animals 08

    0318

    2024/04/26

    語弊を恐れずに言うと、MUUSEOのsite に、本物のコレクターが増えてきたことが嬉しい。
    多くを語らずとも、画像で凡そが見て取れます。
    欺瞞の英国堅気には、素直になれませんが、美の本質も見えます。

    これからも宜しくおつきあい願います

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