新10円金貨 明治42年銘(AU58)

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新10円金貨とは明治30年(1897年)〜明治42年(1910年)に発行された金貨です。

日本の近代の金貨には明治4年の「新貨条例」に基づいて発行された旧金貨と、明治30年の「貨幣法」に基づいて発行された新金貨がありますが、本品は後者の「貨幣法」に基づいて発行された新金貨になります。

新10円金貨は裏面に桐・菊・菊紋が描かれたており、表面は旭日、8枚の花弁を縁取った鏡である八稜鏡が描かれています。
旧金貨に描かれていた龍図が新金貨に採用されなかったのは、当時の日本の敵国である清が龍を尊ぶ思想だったことに配慮してと言われています。

本品は収集用コインの第三者鑑定機関であるPCGS社からAU58(極美品)という評価を得ています。
目立った摩耗や傷は見られず、発行時の輝きを残した逸品となっています。

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