JLP_11.ヴェンチャーズと踊ろう         (DANCE WITH THE VENTURES)

初版 2023/02/11 05:53

改訂 2023/05/06 13:27

ジャケット(帯なし/帯付)
タイトル,レーベル,品番,発売日,初版アルファベット,定価,初版PM

  1. ヴェンチャーズと踊ろう 東芝 Liberty LP-7134(S)    1964.11新   (F)  ¥1,500 J4
  2. ダンス!        東芝 Liberty LLP-80825(S)  1973.08.20 (H)  ¥2,000 3-8 

  ※LP-7134には3種類の帯がある。
   左上が初版でプレス・マークは「K4」   (1964年10月プレス)、定価は¥1,800
   右上が第2版でプレス・マークは「6L」 (1966年11月プレス)、定価は¥1,750
   左下が第3版でプレス・マークは「7M」(1967年12月プレス)、定価は¥1,750
   第2版以降は、グループ名表記が「ベンチャーズ」に変更されている。
  ※LP-7134は赤盤。

総目録掲載期間

1965年版〜1969年版

裏ジャケット

レーベル

ソング・オーダー

その1(LP-7134)                その2(LLP-80825)

Side-A
  1. ドライヴィング・ギター(Driving Guitars)
     <Wilson-Bogle-Edwards>
  2. ツイスト(The Twist)<Hank Ballard>  ⇒ ザ・トゥイスト
  3. ロード・ランナー(Road Runner)
     <Dangel-Greek>
  4. グリンゴ(Gringo)<Gene Moles>
  5. ムーン・ダウグ(Moon Dawg)     ⇒ ムーンドッグ(Moondog)
     <Darry Weaver> 
  6. ダウンチィ・ギター(Daunchy Guitar) ⇒ ギター・トゥイスト(Guitar Twist)
     <Glasser-Allsup>
Side-B
  1. 作品第四番(Opus Four)      ⇒ オーパス・トゥイスト(Opus Twist)
     <Allsup-Allison>
  2. ムーヴィン・アンド・グルーヴィン
    (Movin' & Groovin')
     <Hazlewood-Eddy>
  3. サニー・リヴァー(Sunny River)
     <Edwards-Moles>
  4. レッツ・ツイスト・アゲイン     ⇒ レッツ・トゥイスト・アゲイン
    (Let's Twist Again)<Mann-Appell>
  5. シャンハイド(Shanghied)
     <Dangel-Greek>
  6. ワスプ(The Wasp)   ⇒ バンブル・ビー・トゥイスト(Bumble Bee Twist)
     <Arr.Wilson-Bogle-Edwards>

 ※基本的に収録されている楽曲に変更は無く、タイトル表記の違いだけ。
 ※LP-7134は後述のUS再発盤に基づいており、LLP-8825はUSオリジナル盤に基づいている。
  ただし、「ムーンドッグ」「ダウンチィ・ギター」というのは誤り。

US盤

USLP_5
TWIST WITH THE VENTURES
DANCE!
Dolton BLP-2010(M) 1962.01.20
Dolton BST-8010(S) 1962.01.20

A1.Driving Guitars(Ventures Twist)  -> Driving Guitars
A2.The Twist
A3.Road Runner
A4.Gringo
A5.Moon Dawg
A6.Guitar Twist  --> Raunchy Guitar
B1.Opus Twist  --> Opus Four
B2.Movin' & Groovin'
B3.Sunny River
B4.Let's Twist Again
B5.Shangheid
B6.Bumble Bee Twist  --> The Wasp

 ※1963年に入ってからアルバム・タイトルとジャケットを変更したリ・イシュー盤が発売され、その際に一部の曲のソング・タイトルも変更された。

コメント

 US では62年1月に Colorful の次のアルバムとしてリリースされた5枚目。
国内2枚目の「ツイスト・パーティ」は、もともとこのアルバムの続編(原題はTwist Party Vol.2)だったわけだ。当時大ブームとなっていたツイストをテーマとしており、US再発盤はツイスト・ブームが去ったことによるものだろう。 
 LP-7134 は日本独自のジャケットだが、LLP-80825 は US 再発盤と同じになっている。(但し、タイトル表記はオリジナルに戻されている) 時期遅れの発売だったからだろう、US オリジナル・ジャケットはお目見えしなかった。
LP-7134は裏ジャケの折返しが内綴じになっている。

「Bumble Bee Twist」のギター・プレイ

 このアルバムで気になるのが「Bumble Be Twist」のリード・ギター。録音は1961年10月6日に行われており、 メンバーはドン・ウィルソン、ボブ・ボーグル、ノーキー・エドワーズ、ハウィー・ジョンソンとのことなので、リード・ギターはノーキーだろう。これは、クラシック・ギターで言うところの「トレモロ奏法」ではないかと考えている。(アルハンブラの想い出が有名) 
 ベンチャーズの公式本(1995.5 河出書房)でのインタビューで、ジェリー・マギーは「速すぎて、ぼくにはとても真似ができない。フラット・ピックでも使わないことには」とコメントしている。普通のフラット・ピックによるプレイではなく、サム・ピックとフィンガー・ピッキングによるものなのだろう。ノーキーは他にも「Ups'n Downs」などでトレモロと覚しきプレイを披露している。
 こちらがその「Bumble Bee Twist」演奏のリンク。(イントロのドラム、もたついてます…)

バンブル・ビー・トゥイスト/ベンチャーズ

バンブル ビー ツイスト - YouTube

Provided to YouTube by TuneCore Japanバンブル ビー ツイスト · The Venturesザ ベンチャーズ スーパーベスト VOL2℗ 2017 ザ ベンチャーズReleased on: 2017-01-27Composer: WILSON DONComposer: BOB ...

https://www.youtube.com/watch?v=IPIgF1xjomQ

参考までに、トレモロ奏法がクリアに確認できる映像がこちら。
注目して欲しいのは右手で、親指(p)が伴奏、薬指(a)・中指(m)・人差し指(i)の3本によるトレモロ(高速フィンガリング)によって、メロディを弾く。クラギを演奏する人は絶対に学ばなくてはいけない奏法だが、ロック系のギタリストがこれをやるのは珍しいと思う。 指の動きもさることながら、爪の手入れもきちんと行わないと、均質な音色は得られない。

アルハンブラの想い出のトレモロ奏法

猪居 亜美 Ami Inoi - アルハンブラの想い出 Recuerdos De La Alhambra - YouTube

クラシックギターの名曲「アルハンブラの想い出」を演奏しました。同時公開の「ヘネラリーフェのほとり」と合わせて是非ご覧ください。→https://youtu.be/CvQ7TiXQdtoアルハンブラの想い出 - フランシスコ・タレガRecuerdos De La Alhambra - Francisco Tarre...

https://www.youtube.com/watch?v=QVT-iIioRhg

因みに、楽譜はこんな感じ。(冒頭部分のみ)

ところでノーキーさん、ライブではずっと簡単なフラット・ピックで弾いており、聴感上もスタジオ録音とは大部違っている。

国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。

今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。

ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。

https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2

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