JLP_6.ヴェンチャーズのダンス・パーティ   (GOING TO THE VENTURES DANCE PARTY!)

初版 2023/01/12 06:27

改訂 2024/02/16 16:22

ジャケット(帯なし/帯付)
タイトル,レーベル,品番,発売日,初版アルファベット,定価,初版PM

  1. ヴェンチャーズのダンス・パーティ
         東芝  Liberty SLBY-1043(S)   1963.03新   (F)  ¥1,800 A3
  2. ヴェンチャーズのダンス・パーティ
         東芝  Liberty LP-7207(S)    1965.04    (F)  ¥1,800 D5
  3. ダンス・パーティに行こう
         東芝EMI Liberty LLS-80012(S)  1974.09.20 (-)   ¥2,500 4-9
    ※SLBY-1043の帯付は未入手。
    ※LLS-80012のジャケットには、アルファベットと定価が表示されていない。
    ※LP-7207の帯では、バンド名が「ベンチャーズ」となっている。再発盤用に作られた帯なのだろう。
    ※SLBY-1043とLP-7207は赤盤。

総目録掲載期間

  1. SLBY-1043 1964年版〜1965年版
  2. LP-7207 1966年版〜1969年版
  3. LLS-80012 1975年版〜1976/77年版

裏ジャケット

※SLBY-1043とLP-7207の裏ジャケットは、既発売盤のジャケットといくつかの収録曲のみを紹介した
 手抜きとも言えるもの。
※LP-7207には、ジャケ写が逆焼きになったエラー盤が存在する。

レーベル

ソング・オーダー

その1(SLBY-1043,LP-7207)              その2(LLS-80012)

Side-A
  1. ロコ・モーション(Loco-Motion)<Goffin-King>  ⇒ ミスター・モト
  2. リンボ・ロック(Limbo Rock)<Billy Strange>  ⇒ 9月になれば
  3. ロリータ・ヤ・ヤ(Lolita Ya Ya)         ⇒ ヤ・ヤ・ウォブル
     <N.Riddle-B.Harris>
  4. ギャンディ・ダンサー(Gandy Dancer)       ⇒ ナイト・ドライヴ
     <Don Wilson>
  5. 甘くやさしく(Sweet And Lovely)        ⇒ ヴィーナス
     <Arnheim-Daniels-Tobias>
  6. ガリヴァー(Gully-Ver)<C.Bedford>       ⇒ でしゃばり者
Side-B
  1. ミスター・モト(Mr.Moto)<Richard Dilvi>     ⇒ ギャンディー・ダンサー
  2. 九月になれば(Theme From Come September)  ⇒ スウィート・アンド・ラヴリー
     <Bobby Darlin>
  3. ヤ・ヤ・ウーブル(Ya Ya Wobble)          ⇒ リンボ・ロック
     <Bogle-Strange-Tayler-Gates>
  4. 夜のドライヴ(Night Drive)<Nole Edwards>     ⇒ ロリータ・ヤ・ヤ
  5. ヴィーナス(Venus)<Ed Marshall>        ⇒ ロコモーション
  6. でしゃばり者(The Intruder)<Billy Strange>     ⇒ ガリヴァー

    ※SLBY-1043とLP-7207は、US盤のA/B面を逆にし、更に「ロコ・モーション」から始まる面は、曲順も変更されている。
    ※LLS-80012はUS盤と同じ。

US盤

USLP_8
GOING TO THE VENTURES DANCE PARTY!
Dolton BLP-2017(M) 1962.11.24
Dolton BST-8017(S) 1962.11.24
ソング・オーダーは、日本盤の「その2」と同じ

LLS-80012のピッチについて

再々発盤のLLS-80012は、明らかに他の盤とはピッチが異なっている。当然速度も違っている。

Side-A                KEY  通常盤のA LLS-80012のA 標準ピッチ(A=440Hz)と比べて
  1. ミスター・モト        Dm  440Hz  440Hz    同じ
  2. 9月になれば           Cm  440Hz  440Hz    同じ
  3. ヤ・ヤ・ウォブル       E   440Hz  440Hz    同じ
  4. ナイト・ドライヴ       G   440Hz  440Hz    同じ
  5. ヴィーナス          C   440Hz  438Hz    僅かに低い
  6. でしゃばり者         C#m  441Hz  438Hz    僅かに低い
Side-B
  1. ギャンディー・ダンサー    D   440Hz  428Hz    半音近く低い
  2. スウィート・アンド・ラヴリー Bb   441Hz   435Hz    少し低い
  3. リンボ・ロック        G   440Hz   測定不可   半音低い
  4. ロリータ・ヤ・ヤ       G   452Hz   428Hz    半音近く低い
  5. ロコモーション        E   452Hz   測定不可   半音以上低い
  6. ガリヴァー          Am   440Hz   測定不可   1音近く低い

※B面のピッチの相違が激しい。「ガリヴァー」などは1音近く低いわけで、通常盤のAmがGmに
 聞こえる。
 テンポもかなり間延びしてしまっている。タイム表示は、BST-8017が1'56"、LLS-80012が1'54"、
 SLBY-1043が1'53"であまり変わらない。しかし同じでもないので、
 旧盤のそれを継承したわけでもない。
 つまり、LLS-80012用に時間計測した時点では(テープ?)
 正常なピッチで聞いていたものと思われる。
 カッティングの際に何らかの異常があったのかもしれない。
※測定方法………ピッチの微調整が可能なシンセ・キーボードを使い、聞きながら計測した。
 恐らく測定誤差も多少あると思う。
 また、微調整の範囲が標準のA=440Hzに対して±13Hzの範囲だったため、
 これを越えるものは「測定不可」とした。
※通常盤………SLBY-1043,LP-7027,BLP-2017,BST-8017

コメント

 国内初のステレオ・アルバム。当時は、同じアルバムでもステレオとモノの両建てで出されるケースもあったが、ベンチャーズに関してはそういった発売方法はとられていない。次作の「レッツ・ゴー」までがLBY,SLBYといった旧規格での発売だが、これらは大体65年3月~4月頃に新規格(LR,LP)にて再発売されている。再発盤は68~69年にかけて廃盤になっているようで、中には価格が ¥1,750 となっているものもある。
 A1 では、メロディーが低音部に移ったときにギターの音域をはみだすため、ベース・ギターで補う、といった珍しいアレンジが施されている。このアルバムでもツイン・リードとなっている曲が含まれている。SLBY-1043 と LP-7207 のステレオ・ロゴマークは Odeon,Liberty,Capitol,Angel といった東芝系レーベルの1963年発売盤に見られるものだが、ベンチャーズのアルバムでは、この「ダンス・パーティ」と「西部に行く」(SLOB-10)のみに 使用されている。(再発に際する修正はないので、再発盤も古いまま)
 「ロコ・モーション」と「リンボ・ロック」は、シングル(JSg_2 : LIB-28)がほぼ同時期に発売されており、「ロリータ・ヤ・ヤ」は、ひとつ前の「これぞヴェンチャーズ」(JLP_5 LBY-1041: 63.2新)にも含まれていた。

国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。

今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。

ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。

https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2

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