マイクロエース【A0916】国鉄 169系900番台・冷房準備車 急行「志賀」 3両セット
169系900番台は、1967(昭和42)年に165系900番台として12両が登場しました。
信越本線の横川~軽井沢間を通過する列車は全てEF63型が牽引する方式で運転されており、最大編成両数は8両に制限されていましたが、これが輸送力増強のネックとなり、機関車と協調運転が可能な電車の開発が行われました。
翌年から量産型の169系が製造され、165系900番台は169系900番台と改称されました。
169系900番台はパンタグラフ部分が低屋根構造とされている点、全車AU12S型に対応した冷房準備車として落成した点などが量産車と異なります。
後年は冷房改造が行われましたが、パンタグラフ付中間車は量産車同様の集中冷房装置を搭載したために大規模な改造となりました。
1985(昭和60)年には全先頭車が東北・九州地区の交直流型急行電車の短編成化に伴う改造車として転用され、残った中間車は急行「天竜」用増結車両としてサハ165-100番台に改造され、169系900番台は消滅しました。
急行「志賀」は急行「信州」として運転されていた列車のうち、長野電鉄湯田中駅まで乗り入れる列車を1969(昭和44)年に改称したものです。信越本線内は急行「信州」と併結して運転されました。私鉄線内へ乗り入れる急行電車として人気がありましたが、1982(昭和57)年11月の改正で消滅しました。
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