全日空商事  【1/500】〔NH50006〕 L−1011 トライスター トリトンカラー "ラストフライト仕様"

0

ANA 全日空
L-1011 トライスター
"ラストフライト仕様"
レジ JA8509

ロッキード L-1011 トライスター は、ロッキード社(現・ロッキード・マーティン社)が開発・ワイドボディ3発ジェット旅客機。
形式の1011はテンイレブンと読み、トライスター という愛称はロッキード社が公式に名づけたもので、これは、エンジン3基をオリオン座の「三ツ星」になぞらえていることからである。
1960年代、ターボプロップ(プロペラ機)機であるロッキードコンステレーションや、エレクトラでヒットを飛ばしていたロッキード社は、ライバルメーカーのボーイング社やダグラス社がジェット機開発に力を注いでいく中、まだターボプロップビジネスに力を入れ、すでにジェット開発に遅れをとっており、こうして飛行機がターボプロップからジェット化してゆく中でロッキードの旅客機の売れ行きは急激に落下していった。
このような事情からトライスターは同社が起死回生を狙って投入した機体である。
発表時の発注数は順調で、上手く軌道に乗ったものの、いざ蓋を開けてみればエンジンの開発遅延や生産の不良などで早くも販売不振となってしまった。
この機体以降、ロッキードは旅客機を開発しておらず、これは元々軍用機の開発が主であるロッキードにとって旅客機部門は苦手だったのかもしれない。
モデルのJA8509はANAが所有した最後のトライスターで1975年から1995年まで活躍した機体で東京羽田〜鹿児島線のラストフライトを飾った機体である。
ラストフライト仕様であり全方位ドア横にラストフライトの文字が入っている。
全日空商事の初期に発売され、初期モールドながら完成度の高さ、それまで全日空のトライスターが正規でモデル化された事がなかった故、即完売したという。

Default