マイクロエース 【A9571】113系 網干総合車両所 F6編成 4両セット

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関西地区の東海道・山陽本線では1960年代後半から長らく113系が主に快速電車として活躍してきました。
国鉄分割民営化後には後継となる221系や223系が新快速用として登場、のちに快速にも投入されるに従って徐々にその数を減らして行く一方、後継形式と比較して見劣りする113系の接客設備を転換クロスシートを装備した新型車両並みにリニューアルする「体質改善工事」が1998年度から行われ、外観も張り上げ屋根と濃淡ブラウンにJR西日本のコーポレートカラーであるブルーの帯を締めたシックな装いに改められて活躍しました。
体質改善工事施工車の機能面は従来の車両同様のために混結が可能で、柔軟な組成と運用が可能な点から車両需給の変動が激しかった当時に重宝され、頻繁に編成組成の変更が見られました。
モデルのプロトタイプは2003年頃に見られた、両先頭車は分散型のWAU102形で冷房改造された初期型の113系湘南色、中間車は体質改善40N工事が施工されたユニットで構成されたF6編成で、本編成以外にも多数見られた混色編成は湘南色を「かぼちゃ」、体質改善工事施工車を「カフェ・オ・レ」に見立て、愛好家の間では「かぼちゃオ・レ」と呼ばれて親しまれました。

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