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英国JOHN HADDON社の古いプリンタートレイ
アンティークアイテムの定番、イギリスの古いプリンタートレイ。1920年代頃のもの。 活版印刷が盛んだった時代に、印刷所で活字を収納する引き出しとして使われていた。 なお、活字そのものも蒐集済み。 https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/110?theme_id=36293 アンティークのプリンタートレイは、現在では立て掛けて小物をディスプレイするアイテムとして人気。 ポピュラーなのはアメリカのハミルトン製だが、私はちょっと渋いこちらイギリスのJOHN HADDON & Co製のが欲しかった。なんとなくル・クルーゼ派とストウブ派みたいな感じ? ディスプレイアイテムとして需要が高いため、小さいサイズに加工された可能性もあるが、これは接続部が組み木なのでオリジナルだろうか(そう思いたい)? なお、枠はもっとランダムなものが欲しかったが、2種類枠なので良しとする。 小さい方には、宝石のルースケースの定番ミニサイズがジャストフィットした。 とりあえず、ぎゅうぎゅうになっているキャビネット内のものや、その辺に転がしている鉱物をセット。 そのほか、海福雑貨で買った真空管や銅箔が入った小瓶とか、理科系のクラフトイベントで買ったビスマスやキューブプリズムなどを収めてみた。 #antique #博物蒐集 #english
ディスプレイ JOHN HADDON ヤフオクofugutan
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英国ビンテージのポールハンガー
イギリスのミッドセンチュリー時代のポールハンガー。 上部がもっと古い時代のベントウッドで作られたイギリスのポールハンガーの定番デザインを踏襲している印象。 ただ、支柱の部分はギリシャの神殿の柱ぽいとも感じる。3つのパーツに分類でき、支柱は経年で少しななめになっているものの、十分使える。 色合い的には、自分がメインで集めている19世紀末〜20世紀初頭の家具より、カントリー系の家具に合うかとも思う。 あまり場所をとらず、濡れたアウターなどをかけておけるポールハンガーが欲しかったが、家具は英国アンティーク(100年以上)〜ビンテージ(100年未満20年以上)で集めているため、手頃な価格で見つけたときはこれだ、と購入。 やはり使い勝手がいいため、玄関近くで実用品として活躍している。 #イギリス #ビンテージ #家具
アンティーク家具 ヤフオク 2017ofugutan
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19世紀の英国パブリックスクールの少年が受賞記念にもらったコンパス
1850年代、英国パブリックスクールの優秀者が受賞記念に贈られたコンパス。 パブリックスクールとは、英国のイングランドおよびウェールズにおける私立の中等教育学校のことで、私立学校の中でもトップの10%を構成するエリート校の総称なのだとか。 ラベルから、おそらく科学芸術部門賞の副賞として贈られたのではという話。 70年代に流行ったギムナジウムものの漫画を想いながら当時の様子をイメージするのも楽しいし、アート&理科好きとしては科学に関する賞品というのも良し。 約170年前のものだが、何より、物として美しい。真鍮の本体に先の部分は鉄でできている。ケースは布製。 私はアンティークの道具で実際に使えるのにひかれるのだが、これも使用可能。芯ホルダーの替え芯を削ってセットし、円を描いてみた(本来はカラス口に直接インクをつける)。 また、ペン先は上下を入れ換えて尖ったほうを下にすると、ディバイダーになる。 私の所持する蒐集品の中でもかなり古く、気に入っているものの1つ。 より詳しい情報は店のサイトに掲載されている。この店は物の背景を詳しく載せてくれており、物語を読むワクワク感があり、好印象。 https://toddlowrey.com/?pid=135931597 #antique #イギリス #アンティーク #博物趣味 #博物蒐集 #19世紀 #文房具
アンティーク文房具 T Grew Plaistow Todd Lowreyofugutan
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英国のベントウッド・タオルハンガー
珍しい、マホガニーの曲げ木で作られたイギリスアンティークのタオルハンガー。 アンティークやビンテージのタオルハンガー自体は、市場にけっこう出ている。 しかし、これは材質がちょっといい家具に使われるマホガニー、さらにベントウッドなのはほかに見たことがない。 ベントウッドというと、定番なのはコートハンガーや椅子。しかも、それらの材質はビーチなので、マホガニーもベントウッド加工できるのかという驚きも。 シンプルながら曲線が美しく、予想以上に気に入った家具のひとつ。 レースなんかをディスプレイするのもありだが、雨の日に洗濯物を干すなどアンティークのコレクションのなかで、もっとも実用的な活躍をしている。 オークションでイギリスアンティーク家具のショップから1万3000円ほどで即落したもので、コスパよく手に入れた蒐集品のひとつ。 #イギリス #アンティーク #家具
アンティーク家具 ヤフオク 2015ofugutan
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マホガニーのトローリーテーブル
中央の棚が上に上がって天板となり、テーブルになるイギリスアンティークのトローリー。 トローリーとは、車輪がついた荷台で、アフタヌーンティーなどを運ぶときなどに使われていた。 テーブルにもなるタイプは、天板の両端を折りたたむようになっていて、拡張するデザインは珍しくないが、中央の棚をシフトさせるのは見たことがない。アーコール製みたいな球体の車輪も珍しい。 イギリス家具は直線的で優美さは少ないが、小ぶりな中にギミックがこらされてるのが好みだ。 また、トローリーはオーク製が多いところ、これは少し高級な家具に使われるマホガニー製。天板に美しい杢が見える。キッチン用途ではなく、書斎で本を置いて使われていたのかもしれない。 現在、キッチンで作業台にしているが、直置きだとシミができるため、クロスをかけて使用。 #イギリス #アンティーク家具 #トローリー #テーブル #マホガニー
イギリスアンティーク家具 ヤフオク(英国家具ショップ) 2015ofugutan
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太陽を周る彗星の尾の方向
太陽の近くを周るとき、彗星の尾の方向と尾の長さがどう変わるか、地球からどう見えるかを解説している。 このサイズの天文のガラススライドは白黒が殆どだが、彩色されていて珍しい。 彗星の尾は太陽と逆向きに伸びる。なんとなくジェットのようにお尻から出ていると思ってしまうが、進行方向と逆側に太陽がある場合、尾が出ている方に動くことになる。 また、太陽に近づくほど熱で溶かされて尾が伸びる。 このガラススライドは、2020年に久しぶりに肉眼で見えるレベルの彗星、ネオワイズ彗星が接近したので、記念に買った。 なお、そのとき自分で写真撮影したネオワイズ彗星の写真をこちらの記事に掲載している。 https://nazology.net/archives/78312/4 #彗星 #理科 #科学 #天文 #サイエンス #アンティーク #ガラススライド #幻灯機
ガラススライド ヤフオク 2020ofugutan
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アールデコの幾何学ダイヤリング
イギリスのアールデコ時代(1915〜30)の指輪。この時代の指輪に見られる、ポピュラーな典型的デザイン。 アールデコ時代の指輪はトップが平べったく、ミルグレインを細かく入れて左右対照な幾何学デザインが多く見られる。 指があたる下部は丸く穴があいてるのもあるが、これは金貼りのため、とてもつけ心地がいい。 輪っかの部分は9Kゴールドで、トップの青みがかったダイヤが設置された部分はプラチナ。プラチナが使われるようになったのはエドワーディアン時代(1900s)から。 プラチナは柔らかいので繊細な細工が可能になり、ヴィクトリアン時代の重厚なものから、このような繊細なデザインの指輪が作られるようになった。 なお、イギリスのアンティークジュエリーは9Kのものが多く、18Kはハイジュエリーで高級品。また、一時期のみに15Kがある。 #イギリス #アンティーク #指輪 #アールデコ
アンティークジュエリー ヤフオク 2021ofugutan
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アーコールのロッキングチェア
ERCOL(アーコール)はイギリスの老舗家具メーカーで人気のブランド。そんなアーコールによる60年代に作られたテーブルやトローリー、そしてロッキングチェアは、日本でポピュラーな北欧家具的な雰囲気もあり、カントリー系の部屋にも合う。 そんなアーコールのロッキングチェアは種類が多いが、繊細で圧迫感がないのが特徴。 これは60年代のものが多いアーコールではレアな、50年代に作られたロッキングチェア。また、アーコールの家具は明るいベージュカラーが多いが、ダークブラウン。しかも、このロッキングチェアは背もたれの部分にホイールバックと呼ばれる装飾が入っていて珍しい。 ネットで見て、片道1時間半かけて、現物をショップの倉庫まで見にいき、気に入ってオーダーして帰ってきた。その年の自分用クリスマスプレゼント。 生活必需品ではないので、生活を豊かにする贅沢アイテムだと思う。 ちなみに、材質のエルム(楡・ニレ)はかつては英国にたくさん生えていたが、70年台に病気が流行り、壊滅。英国産のエルムの家具も当時製ならでは、という貴重さもあり。 ※100年たってない家具は正確にはビンテージだが、アンティークとして扱われていることも多い。 #ERCOL #ロッキングチェア
アンティーク家具 ERCOL オクアンティークスofugutan
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エドワーディアンのステンドグラス
1900年頃という珍しい時代の英国のステンドグラス。市場に出るのは1930年頃のものが多く、もしくはビクトリアン(1890年頃)のものだからだ。これ以外に見たことがない。 ビクトリアンのステンドグラスで見る、まるい「ブルズアイ」ガラスがついているが、デザインは幾何学模様でモダンさがあり、微妙な時代の変化が表れているのが興味深い。 ブルズアイは吹きガラスで、裏側から見ると吹き口が想像できる。昔は丸いガラス窓もこの技法が行われていたものも。そして、このブルズアイが多いステンドグラスは高いし珍しいけど、ふんだんに使われている。 何より、このデザインはなんだか天体の動きっぽくて気に入った。昔の住宅で2枚セットで使われていたもので、1枚は売り切れていた残りの1枚。 こういう、実用的ではないが高価で大きいものを置くと豊かな時間を感じる。ゆらぎのある色ガラスに、秋冬の傾いてきた赤みがかった日が差し込むときがもっともステンドグラスが美しく輝く時間。ずっと見ていられる。 ※専用の脚は別のアンティークショップで購入 #ステンドグラス #イギリス #アンティーク
ステンドグラス 満月アンティーク 2015ofugutan
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エドワーディアンのオークのキャビネット
エドワーディアン時代のオークの収納棚。オークはイギリスの象徴にもなるほどで、英国アンティーク家具ではスタンダード。 重厚で硬く、重いのが特徴。このキャビネットも小さいが無垢材なので持ち上げられない重さである。 キャビネット自体は珍しくないが、このサイズでこんなに細かく棚板がついてるのはレアで、ディスプレイケースに最適だと思った。 世の中の珍しいものを集める「驚異の部屋」の時代が衰退してくると、部屋全体に蒐集物を並べるのではなく、キャビネット内に作るのが主流になった。まさにキャビネット・オブ・キュリオシティである。 よって蒐集物の中でも小さなものをこの中に収めている。上段は海外旅行のおみやげ、中断は宝飾品、下段は化石類などとコーナーをわけている。 ちなみに、アンティーク家具にはよく古艶(patina)という用語が使われるが、patinaとは、ラテン語で「古さの持つ味わい」、「時を経て刻まれた風合い」のこと。 この家具からもそれがとても感じられる。なお、オーク家具で珍重される虎の様な模様(虎斑とらふ)が上部の縁に見られる。
キャビネット 神戸家具 2015ofugutan
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エドワーディアンのハーフパールの三日月ブローチ
エドワーディアン時代のもの。英国アンティークではポピュラーな三日月デザインでハーフパールがとめられたブローチで、14k製。 裏側に日付けが書いてあり、1910年8月2日に誰かのプレゼントに贈られたものだろう。 ハーフパールは、19世紀末から20世紀はじめに流行った。2ミリ程の極小の天然真珠を半分にカットし、1つずつツメでとめてある。現代ではもう作られないラストテクノロジーであり、その保存として購入。 なぜ今は無理かというと、天然真珠を真二つにカットするのは難しい(しかも当時は手作業)うえ、真珠の硬度は高くはない。また、天然真珠は完全な真円ではない。 しかも、円形の真珠なら穴を開けて針を刺せるが、2ミリほどのハーフパールをすべて爪で留める必要がある。 そして、現代の養殖真珠は人工的な核なので、半分にカットするとほどなく退色するだろう。しかし、アンティークジュエリーの良質なハーフパールは100年経ても退色せず美しさを保っているのだ。 #エドワーディアン #イギリス #アンティーク #ハーフパール #ジュエリー #ゴールド
ジュエリー ヤフオク 2013ofugutan
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ルドゥーテの赤いバラ
「バラの博物画」といえば、ルドゥーテの作品。 ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテは、1759~1840年に生きた画家にして植物学者。その絵はナポレオン皇妃を虜にしたとか。 1784~1785年「新種植物の記述」の挿絵を手がけ、植物画の世界に入った。1817年~1824年にかけて、169点のバラの絵柄を掲載した植物画の最高傑作・「バラ図譜」出版。ユリやバラなどの植物を描いた博物画を多く残している。 他のルドゥーテのバラの絵と3枚セットで購入。さすがに複製かなと思うが、詳細不明。よって惜しみなく飾っている。家にイギリスのアンティーク家具が多いので、いいポイントになっている。
博物画 ルドゥーテ ヤフオクofugutan
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郊外の森の川で星が流れる
こういう写実的な風景のイラストが描かれたものが、天文ガラススライドでは1番好きかもしれない。 小さめのスライドではあるが、描き込みが細かく、雰囲気のある1枚。 「奥に街が見える。そんな郊外の川が流れる森にたたずんでいると、空に星が1つ流れた」 #幻灯機 #天文 #博物 #ガラススライド
ガラススライド ヤフオク 2020ofugutan
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8種類の彗星が描かれたカード
天文界で有名な8つの彗星が描かれている。彗星と背景の風景や星が美しい。 珍しいのは、元はカードで書籍の上に載せて撮影したらしい。あえてこちらの裏側を映写するのも面白い。 ただ、カード部分の縁が隠れてしまっており、下部の各彗星の名前が読み取れない。特徴から1はクリンケンベルグ彗星(尾が6つ)、4はエンケ彗星(おうし座流星群の母天体)、5はハレー彗星、6はドナティ彗星(尾が3つ)であろう。 #天文 #宇宙 #ガラススライド #幻灯機 #博物
ガラススライド ヤフオク 2015ofugutan
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フィリップスの星座早見(ビンテージ)
天文アンティークで人気な星座早見といえば、イギリスのフィリップス製のもの。1890〜1940製の装飾がこったもので、それを元にしたドイツ製もあります。 ただ、市場ではみるのですが3万円〜するのですよね。それはおいおい買うとして。こちらはビンテージレベル。同じデザインで1959年の印字があるのを見たことがあるので、それ以降の60年代頃のものと予想(本製品には印字なし)。 円形のシンプルなデザインですが、配色は人気の年代のものがそのまま踏襲されていて、フィリップスらしさがあり。 長野まゆみの小説の主人公の少年や、クシー君シリーズの主人公になりきって持ち出すのもあり。星座早見を買うシーンは、フィリップス社のをイメージしてたのかな?と思って。 #天文 #宇宙 #理科 #教材 #理科 #科学 #サイエンス
天文 Philips ギニョールofugutan