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金象嵌 龍 喧嘩煙管
龍モティーフの和物は基本的にいやらしくなるので購入しないが、煙管くらいで、色が煩くなければ気にならない。 それに、この龍は私の好きな顔をしているので尚更良い。金象嵌の眼もプリティである。 さて、煙管本体は銀と竹製で、絶妙な大きさである。 喧嘩煙管、一つは欲しかったので年末に邂逅した時は即決であった。
煙管 不明 某和小物店大魔王
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ボルサリーノ グアナコ ソフト
日本人の顔に丁度いいブリムで上等な、そして良い色の帽子。そこまでは探せばあるが、毛並みをも求める私に応えてくれたのはボルサリーノだけだった。 ちょっと起毛感のある素材(アルパカ混だとかアンゴラ100%だとかフランネルなど)の服を着るとき、 普通のソフトだと少し負ける。というか合わない。 その希望に絶妙に応えてくれるのがこのグアナコ君だ。 もちろんもう少し安価なもので起毛系のハットはある。 しかし、それ何の毛?と聞かれた時にグアナコと答えたいではないか
ハット ボルサリーノ 100000円大魔王
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木彫 頭巾を被った鳥 ステッキ
ブライヤーで見事に象られた、なんとも言えない表情の鳥は、パイプスモーカーの私の心を見事に射抜いた。 ガラス義眼も、白目と黒目がハッキリしていて表情を作るのに一役買っている。 さらに特筆すべきはシャフトである。 なんと、木の輪っかを重ねて作っているのだ。 これは大変凝った作りで、当時の注文品のクオリティの高さに驚かされる。 程よくシャンクはしなり、突き心地も良い。
ステッキ 不明 某アンティーク店大魔王
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トリッカーズ ルームシューズ
ルームシューズは中学より愛用していたが、 この度スモーキングジャケットを作るにあたり、スモーキングキャップと共に久々に取り出してきたそれらは、私の成長の煽りを受けて嵌まらないときた。 では買わねば。と思い、知り合いの方に都内でありそうな場所をお教えいただき、購入できたのがこの一足。 実は中がキルティングになっていた方が甲高な私には楽だとお教え頂いたので、9サイズにシンデレラのごとく足を入れる。なんと素晴らしい履き心地だろう。 すぐ購入に至った。 考えてみれば昔買ったチャーチのルームシューズ底は革半分キルティング半分、ニューアンドリングウッドのものは完全に革であったなあ。 などと、歴代のルームシューズを偲んでパイプを燻らす。
ルームシューズ トリッカーズ 約5万円大魔王
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櫻井謙一郎氏 オイルキュアリング ビリヤードパイプ
様々芸術的なシェイプのパイプはあれど、 パイプの形というものの美しさをもっとも感じるのは、或いは一番メジャーなこの形ではないか。 一目惚れして買ったが、流石前にも買って大満足の櫻井氏のパイプだと思い知らされた。 この喫味がまた最高である。第一服もブレークインのつもりが美味しくいただいた。 育てるのが楽しみである。 本来道具とはそうあるべきだ。
パイプ ケンパイプス 60000円大魔王
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貴婦人メシャムパイプ チャーチワーデン
所謂チャーチワーデンパイプ。 教会で夜の見廻り人(教区委員)を指すワーデンが、パイプの煙で警備に支障を来たさないために使ったことが由来。 ブライヤーのチャーチワーデンは、現代においても2万円前後で買えるが、メシャムのそれは大変珍しく、例に漏れず私は惹かれた。 買ってからボウルもシャンクも綺麗に掃除したので、今でも喫煙に使用できる。 さて、この作品の魅力だが、第一にこの時代特有の彫刻の美しさがある。 高潔な貴婦人の顔、細かい仕事が判る首飾り。 個人的に一番好きなのは、耳だ。イヤリングも凄いが、耳そのものもかなり良く彫ってある。 そして次に第二の魅力は水牛の角でできたシャンク。 水牛の角にどうやってか知らないが、穴を開けて煙道にしているのだ。角の自然な形は残しながら、しっかりと パイプの部品として機能する様は見事である。 また、水牛の角は、練り琥珀の類よりも丈夫だと聞いたので、恐る恐るモールで綺麗に掃除したが、その通りであった。 第三の魅力は持ちやすさである。 なんともカンファタブルである。しっくりと馴染むのだ。スモーキングジャケットと共にコーディネートすると我が体型も相まって非常に様になると思い、スモーキングジャケットも製作中である。 そして最後の魅力は、革製のケースが残っていることだ。これほどの長さの革製のケースは未だ嘗て見たことがない。中のヴェルヴェットも含み、状態も非常に良い。総てにおいて素晴らしいこのパイプで、今冬は優雅におうち時間を過ごせそうである。
メシャムパイプ 不明 某アンティーク店大魔王
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春画 柘植製シガーホルダー
一見すると龍の彫りが素晴らしい柘植製の和風シガーホルダーだが、よく見ると龍の周りに切れ目が? カラクリをめくるとコトが始まるという仕掛け。 やはりこの一つ捲らないと出てこないあたりに私は魅力を感じる。
シガーホルダー 不明 某和小物店大魔王
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藺草 ポケットウォッチチェーン
世にも珍しいチェーンである。 良くぞ此処まで持ち堪えたと称えざるを得ない藺草を編んだ鎖部分を筆頭に、色々と面白いチェーンである。 象牙のフォブは、美人と蝶が裏と表に描かれていて、 フォブとしても他に見ることは稀なものである。 また、セルロイド製のTバーの真ん中には、金属製の中々細工の細かい亀が鎮座する。 耐久製は難があるので飾って楽しむに留めておくが、 和装や和柄の裏地の背広などにぜひとも合わせて見たいという欲はある。
ウォッチチェーン 不明 某アンティーク店大魔王
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オーストリア製 バチェラー
独身貴族の為の一人用のコーヒーポットということで、これは自分の部屋での一服に持ってこいと購入したものである。サイズ感は、ちょうどデミタスカップに2杯分ほどのコーヒーが入るくらいで、可愛くも美しい。 何より気に入ったのは、取手部分の天使である。 これが愛おしい。蓋の蝶番は天使の横顔を邪魔しない付き方をしているのも嬉しい。 ワンポイント象牙の摘みは取り外し可能でもあるので手入れも簡単である。 さあ、今日のティータイムも天使とともに。 ブロリーにはやられないので安心してくれたまえ。
バチェラー 某アンティーク店 2020年大魔王
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スカトロジー 版画
記念すべき五十アイテム目は、中々珍しい排泄行為を描いた作品です。 注目すべきは、中世ヨーロッパのこう言った習慣をわざわざ描くというセンスです。 そしてもっと恐ろしいのは、自室で一番目に着く所にこのような絵を飾る私の頭の中です! 酒を呑んでも、本を読んでも、出かける時も、いつもそこにはウンコが在る。
版画 不明 某アンティーク店大魔王
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リーデル ハンドメイド モルトテイスティンググラス
大好きなモルトを大好きなストレートで頂くためのリーデルの高級ハンドメイドモデル。 トップノートがしっかりと味わえる形状であり、尚且つフチの形のお陰で滑らかに口にアクアヴィテを運ばせることが出来る。
ウイスキーグラス リーデル 18000円大魔王
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ダンヒル 象嵌盆
マホガニーに様々な質感の木を嵌め込んで作られた美しいマルケトリートレイ。 リモート飲み会が終わった後などの一人時間の一服は、この上に喫煙具のコレクションを乗せて楽しむ。 裏面には象牙で、ダンヒル パリの刻銘が。 面の絵も、シェリ・エルアールという当時有名な挿絵画家のものである。
トレイ ダンヒル 某アンティーク店大魔王
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アーツアンドクラフツデスク
我が部屋の家具の中でも一際目立つのがこのアーツアンドクラフツデスク。1906年、明治の生まれである。 しっかりとしたスペースもあり、かなり実用性があるので購入に至った。 引き出しにはちょっとしたカラクリもあり、中々楽しませてくれる。 卓上には、文房具、香水、布マスク、仁丹、本など必要最低限かつ拘りの品が置いてある。 先に紹介したシナノキの犬ペントレーや、ワントーン色の薄い懐中時計掛けとの相性も良い。 今後も添い遂げて行こうと思う。
デスク 不明 某アンティーク家具店大魔王
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ブラックフォレスト 木彫犬ペントレー &インク入れ
卓上犬三部作最後の登場は貴族に人気のあるビーグル犬モティーフの素敵なペントレー&インク入れです。 すっごい見てくるガラス義眼は犬という生き物が持つ忠実さを際立たせる。木彫りの精巧さも相まってか、粗末にすると呪われそうで、デスクを開けるにつけ、つい撫でてしまう。青いインクの跡が良い味を出している辺り、前の飼い主にも可愛がられていたことであろう。 今日も撫でに行かなきゃ。
ペントレー ブラックフォレスト 不明大魔王
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象牙 犬のミニチュアシール
我が卓上の犬第二弾は、とっても細かい彫刻がされた珍しいミニチュアのシール。 銀部分も鍍金され非常に丁寧に作られている。 お店でお聞きしたが、当時、誠実の象徴であったイッヌは、贈り物や手紙など、親しい者との交流に大変好まれたとのこと。
シール 不明 某アンティーク店大魔王