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先ずは, トング
いつからか定かではありませんが、 酒席の傍らで目立つこともなくおとなしくしている。 トング 英国のホールマークが刻まれ、猛禽の鋭い爪が象られています。
酒を楽しませてくれる小物たち England0318
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昔屋さんから購いた ランプ
そのむかし、名古屋 東桜の昔屋さんから購いたランプ 2台 です。 ビクトリア調のブロンズ 意匠が良い。 そう、今日はクリスマス。 メリークリスマス なので、それらしいフィギュァと一緒の画像になりました。 夜も深まり、NHK FM でグレンミラー・オーケストラ&ボーカルの「ジングルベル」が流れてきました。 1940年代の音源だそうだが・・・・見たこともないその時代へタイムスリップしたような懐かしい・暖かな気持ちになりました。 やはり、クリスマスの夜は特別なんですね。
ランプ・ランタン・灯具 England 名古屋 昔屋0318
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時代のさきがけ 渋谷 神山町 「ポートベロー」 吉田ヨシコさん 追憶 #3
1973年刊の雑誌「室内」に、西洋ガラクタ店の女主人と題した特集記事がある。 アンティークショップ「ポートベロー」の吉田ヨシコさんが紹介されています。 「もう50年になるんだなー」と深く息を吸い込んで、読み返してみる。 吉田さんは、サバサバとしたもの言いの、チャーミングな女店主・・・ ご主人は、商業カメラマン。 知人のイタリア人のデザイナーが店舗のデザインをしてくれたとのこと、 5角形のウインドウが印象深い。 さて、吉田さんから譲って頂いた、英国製マントルクロック。 よくよく見ると、右下のギボシはオリジナルではない。 以前の持ち主が、失われていたその部分を丹念に削り出したもののようだ。 前の持ち主の、深~い想いが伝わってきてうれしい。 これが、使い込まれたアンティークの良いところだ。 窓から差し込む、遅い午後の陽射し。 静かに時を刻む祖父から受け継いだ古い時計。 さて、一息入れるとしようか・・・・ 読みかけの本を、静かに伏せる。 もしや、と気付き、1973年の「室内」後付を改めてみました。 やはりそうでした、発行者:山本 夏彦とあります。 山本 夏彦(1915~2002) 著名な随筆家。 大正4年 - 詩人・山本露葉の三男として下谷根岸で生まれる。 金貸しだった祖父・山本義上の莫大な遺産により裕福な家庭だった。 長男山本伊吾は新潮社で、編集者として写真週刊誌『FOCUS』の編集長などを務めた。 義兄にロシア文学者、脚本家の八住利雄。 甥に脚本家の白坂依志夫。
mantel clock England 65.000円0318
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NOVELTY CLOCK cc - 129 英仏合作 SILVER SERIES 古典屋 - 1
SILVER NOVELTY CLOCK cc - 129 1902年 LONDON (ホールマークによる) ボディは英国製、 裏蓋を開くと、French Movement と刻印された綺麗なムーブメントが嵌め込まれている 初めて出会った形でしたので、聊か高かったが、迷わず購入した。 1976年4月と記録されています。 その昔、新橋駅の地下街にあった「古典屋」は、私を「目も眩むばかりのこの世界」に引きずり込んだ記念碑的な店。 店主の赤羽さんが 六本木 or 麻布(?)で質屋を営む傍ら、昭和20年、新橋の地下鉄ストアーに 「生活骨董の店古典屋」の看板を挙げたのが始まりとのこと。 得体の知れない諸々の宝物を、地下街の通路に面してうず高く積み上げ、戦後の焼け跡の雰囲気を色濃く残し、 余人を寄せ付けぬ砦のごとき趣であった。 この宝島を発見した時は、熱い血潮が体の隅々までドックン・ドックンと流れるのを感じたものだ。 さて、赤羽さんはと言えば、掃溜めに鶴といった風情の旦那様で、 駆け出しの若者の無知で無礼な問いかけにも丁寧に応え、 モノにまつわる知識や、こだわりを色々と教えて呉れたものだ。 新橋の地下鉄ストアーは、再開発で「シンチカ」に生まれ変わり、 古典屋は京橋 梅田ビル(やはり地下でした)に移転します。(写真) 梅田ビルには、梅田晴夫さんのオフィスがあり、何かとアンティークにかかわりのあるビルでした。 その梅田ビルも、周辺との一体的な再開発で跡形も有りません。 少しっ戻ります・・・赤羽さんは'77年70歳で亡くなられ、番頭の木村さんが跡を継がれた。 お店には、もう一人、甲高い声のおばさんが紺色の事務服を着て店番をしていた。 この店で、北原照久さんや緑川洋一氏と何度となくすれ違った。 さて、私が最初にフランス枕と愛称される古時計に出逢ったのがこの古典屋でした。
NOVELTY CLOCK cc - 129 England 150,000円0318